先日、東洋大学 国際学部でグローバライゼーションをテーマにしたワークショップで、お話しさせて頂きました。

メキシコ、アメリカ、インドネシア等からの留学生も参加してくださり、国際色豊かなダイバーシティに満ちた場に恵まれました。
そして、留学生達が議論している姿に、私自身の留学時代、様々な視点に触れて毎日がカルチャーショックや刺激に満ちていたあの頃が蘇ってきて、何か自分にも伝えることが出来たらという熱い想いがこみあげてきました。

グローバライゼーションにより、世界中の人達と気軽に繋がれたり、様々な恩恵を受けている一方で、格差社会の問題など、新たな課題にも直面しているね、と、グローバライゼーションについて、どう感じている?人々はどう生きている?という事をまずはシェアし合いました。

その後、私が、特に海外で見てきた「差別」の問題や、「貧困」についての想いをお話しさせて頂きました。

貧困の原因は、急激に導入された自由経済主義やシステムに原因もありますが、それよりも本質的な要因は、システムやその構図を生み出している「差別の心」ではないかと思った海外での経験をお話ししました。人が人を差別する心は、「貴方は、私よりも大切な存在ではない」というマインドから生まれるように思います。特に肌の色、宗教、ステータス、年齢など異なる人達から防御しようと、人より優位に立ちたいという気持ちから生じる心ですが、同じ人間の命、人生の重みに差などあるのでしょうか。

今回、様々なバックグランドの学生さんが参加してくれて、色々な視点で意見交換をする貴重な場になりました。

例えば、「一部の富裕層の人達が富を独り占めにしているのが問題なので、私達のように一般人でお金にも余裕のない人達が、何か(寄付など)することはとても難しいと感じている」

「日本社会で、世界で起こる課題やそれらに対する活動について、意識を向けてもらえない時は、どうしたらいいのか?」

など、様々な問いがでました。それらの問いに対する答えも様々で、正しい答えはないのかもしれないけれど、一人ひとりの問いに共に向き合って生きたいと改めて感じました。

自分も含めて、次々と起こる世界の現実に混乱してしまったり、自分のやっている事は小さい活動だし、と感じてしまう事もあるかもしれないけど、すぐに何か「変化」が見えなくても、周りの人達にほんの少しの人間愛や優しさ、何らかの「影響」を届けれられるはず、そこから少しずつ良くなっていく、と信じて進んでいきたいと感じました。

その一歩として、NPO法人セブン・ジェネレーションのチェンジザ・ドリームシンポジウムの活動も紹介させて頂きました。

何より国や宗教、文化の枠を超えて、世界で起こっている事について思いを馳せて、繋がれたことが「希望」そのものだと感じました。

今回の企画をしてくださった実行力のある東洋大学の学生、留学生達、学生の活動をサポートしている先生方、そしていつも共に歩んでくれるファシリテーターをしてくれた友人、皆が可能性に満ちていました。

振り返った時に、点と点がると信じて、可能性を信じて進んでいって欲しい。

また何かの形でお会いできる日を楽しみに。

*写真一部提供:東洋大学学生より