https://joel.jpn.org/wp-content/uploads/2022/09/JOEL_Poster_Logo_Blue_A3_140429-212x300-1.jpg00aika@dminhttps://joel.jpn.org/wp-content/uploads/2022/09/JOEL_Poster_Logo_Blue_A3_140429-212x300-1.jpgaika@dmin2015-03-11 13:10:582015-03-11 13:10:583.11 から4年目を迎えて/ 4 years have just passed since the earthquake in 2011
チェンジ・ザ・ドリームシンポジウム開催
チェンジ・ザ・ドリーム– Change the Dream Symposium –
先日チェンジ・ザ・ドリームシンポジウムを開催してまいりました。
参加者は全員高校生でした!
これまでの世の中のあり方によって、様々な影響を受け、私たちの心に刷り込まれてきた思い込みを少しずつ解放していきました。そして、世界中から寄せ集めれらた活動家たちの力強いインタビュー映像を通じ、対話を深めていきました。
まずは、私たちの思い込みを書き出していきました。
紙のスペースが足りなくなるほど、高校生たちから沢山の言葉や想いが溢れ出てきました!
そこから、本当は私たちはどんな世界を望み、どう関わる自分でありたいか、について想いを深めていきました。
人は、頭、左脳で考えるより、こころで感じることには勇気を出して行動できるもの。
ちゃんとした言葉にまとまっていなくてもいい。
まずは、普段なかなか意識しない「心で感じる」ことを大切に対話を深めていきました。
こちらに書ききれない程の様々な気づきがありましたが、特にこんな言葉が心に残りました。
「大量生産、行き過ぎた競争、環境汚染、消費し続ける人びと、世界中に広がる格差。本当は持続可能ではない、ずっとは続けられない、と分かっていても、例え自分ひとり消費を控え、或はフェアトレード商品を買ったとしても・・・、世の中にモノは溢れ作られ続けていく。そんな中、いったいどうすれば良くなるのか」
「このシステムや構造の中で、犠牲になっている人もいるかもしれないけれど、一方でそのおかげで生きている人達がいる。それを変えようとすると、逆に職を失ったりする人達もでてくるかもしれない・・」
最初の問いに関しては、何か変化を起こしたい、でもそれは難しい、という白黒はっきりしたものというよりも、きっと「価値観を広げていく」ということだと思います。
フェアトレードに関しても、同じように思います。
果たして貧困削減になっているのか等、フェアトレード、エシカルに関する議論は、大きなテーマであるだけに様々ありますが、まずは人間らしい生き方、持続可能な地球への関心、大切にしたいことに気づくこと、そしてちょっとずつでも人からひとへ広げていくきっかけ創りの方が長い目で見るとじわじわと強いインパクトになっていくのではないでしょうか。
2番目の問いに関しても、何か変化を起こそうとすると摩擦が生まれたり、心を痛める人、困る人が出てくるものです。また、変化を起こすことは一人の力ではとてもハードルが高いものです。
でも、変化を起こそうというよりも、むしろ少しでも人に発信したり、何か助けになる影響を生みだせないかという事に想いをはせて生きることにエネルギーを注いでいくと、誰もが何か少しずつ出来ることがあると感じました。
ファシリテーターをさせていただくと、多くの気づきがあり、私の今後の人生にとっても、とても大切な経験となりました。この場に共にいれたことに、心から感謝しています。
そして、未来そのものである素晴らしい学生の皆さんと繋がれたこと、皆様のおかげ様で一歩前に進めたように感じています。
・シンポジウム紹介サイト:https://www.youtube.com/watch?v=omwpdiMZk74
・チェンジザドリームシンポジウム HP: http://changethedream.jp
チェンジザドリームファシリテータートレーニングに参加しました
チェンジ・ザ・ドリーム桜がとっても美しい今日この頃。
なんだか、自然に触れたくなったり、幸せな気持ちになれる季節です。
さて、今日は、先月チェンジザドリームシンポジウムのファシリテータートレーニングに参加してきたお話について綴りたいと思います。
このプログラムとの出逢いは約3年前。
私は、過去に政府で国際協力の仕事をしていたのですが、自分が留学時代に学んできたこと、現実とのギャップ、そして次から次へと起こる矛盾。
国際協力の世界を一旦離れようと決めた後も、ずっと様々な葛藤やモヤモヤが心の奥で続いていた頃でした。
世の中で起こっていることに対して、ただ痛みを感じながら生きていたくはない。
ずっとそんな風に感じていました。
このシンポジウムは、世界、80カ国で22万人以上の人が参加し、日本でも既に2500人以上の人が 参加している体験型プログラム。
グローバルとか国際協力とか、そういうことを教えてくれる場というよりは、まず世界中の力強い活動家の方たちの、心の奥に届く言葉や情報に共に触れ、感じていきます。
そして、その場からしか生まれないであろう、深くて、ありのままな対話。
人は、もっと今より良くなるのではないか、と必要以上に競争し合い、もっと、もっと欲しがってしまう。
いつしか日々の生活でいっぱいいっぱいになってしまったりするうちに、「全てはバラバラである」という現代社会の根拠の無い思い込み (unexamined assumption)の中で生きてしまいがち。
でも、「全ては本当は繋がっている」
では、私たちはいったい何をすれば良いのか、ということにエネルギーを注ぎがちですが、「何をするかではなく、まずは自分がどうありたいか」に焦点をあて、深めていくワークです。
今回ファシリテータ-トレーニングを通じ、人間らしく生きるということを見つめ直し、改めて、前に進む勇気を仲間にいただいたように感じています。
4月12日に、このトレーニングを終了したばかりのホヤホヤのメンバ-3名で、初めてシンポジウムを開催致します!
↓
*シンポジウムのお知らせ:http://kokucheese.com/event/index/278839/
シンポジウム紹介サイト:https://www.youtube.com/watch?v=omwpdiMZk74
チェンジザドリームシンポジウム HP: http://changethedream.jp/
また、どんな気づき、繋がり、希望が生まれるのか、楽しみです!
3.11 から4年目を迎えて/ 4 years have just passed since the earthquake in 2011
未分類今日は、3月11日です。
皆様、それぞれの場所で、それぞれの想いで迎えられたことと思います。
私は、あの東日本大震災から、もう4年の月日が流れたということを何だか信じられない想いで迎えました。
2011年3月11日、あの時、私はまだ会社員で、揺れるオフィスのテレビから流れる悲惨な映像を、今、同じ日本で起こっていることなのか、どう受け止めてよいか分からない状況で、ただ映像を前に立ちつくしていたこと、今でも鮮明に思い出されます。
JOËLのアクセサリーやお皿を作ってくださっているチリの職人さん達からも、以下2010年にチリで起こった大地震の現地写真と共に、暖かいメッセージをいただきました。
「私たちも、2010年にとても大きな地震で、多くの人たちの命を失った。それ以来、多くの若者たちがボランティアとして立ち上がり、助け合ってきた。だから、私たちも日本での地震のことをとても身近に感じ、悲しい気持ちで胸が痛かった。私たちは、遠い場所にいるけれど、繋がっているよ。」という内容のメッセージでした。
私は、震災後に「厳しい状況に今いる人の人生のために、もっと自分の命の時間を使えたら」という気持ちがより強くなっていきました。
それは必ずしも大きなことではなく、臆病になっていて、先延ばしにしていた・・伝えておきたい想い、言葉、やってみたいと思っていたこと、勇気を出して恐れず少しずつ前に進んでいくことが、いただいた命を大切することにつながると感じました。
そして、地球に対しもっと謙虚でありたい、そう感じました。
被災者の皆様、そして今なお厳しい生活をされている方のお気持ちは、私など想像できるものではないと思います。
自分の無力さを感じずにはいられません。
人は、人の悲しみに寄り添い、繋がりあうことで、悲しみや悔しさからほんの少し解放されたりしながら、生きていけるものと、改めて感じます。
これからも、今日の日を忘れることなく、日本や世界中の人たちが、もっと繋がり合い、それぞれの場所で生かされていることに感謝し、命を大切にして生きていけますように、と祈ります。
その気持ちを、今一度、ここに記しておきたいと思います。