https://joel.jpn.org/wp-content/uploads/2022/09/JOEL_Poster_Logo_Blue_A3_140429-212x300-1.jpg00aika@dminhttps://joel.jpn.org/wp-content/uploads/2022/09/JOEL_Poster_Logo_Blue_A3_140429-212x300-1.jpgaika@dmin2015-03-11 13:10:582015-03-11 13:10:583.11 から4年目を迎えて/ 4 years have just passed since the earthquake in 2011
3.11 から4年目を迎えて/ 4 years have just passed since the earthquake in 2011
未分類今日は、3月11日です。
皆様、それぞれの場所で、それぞれの想いで迎えられたことと思います。
私は、あの東日本大震災から、もう4年の月日が流れたということを何だか信じられない想いで迎えました。
2011年3月11日、あの時、私はまだ会社員で、揺れるオフィスのテレビから流れる悲惨な映像を、今、同じ日本で起こっていることなのか、どう受け止めてよいか分からない状況で、ただ映像を前に立ちつくしていたこと、今でも鮮明に思い出されます。
JOËLのアクセサリーやお皿を作ってくださっているチリの職人さん達からも、以下2010年にチリで起こった大地震の現地写真と共に、暖かいメッセージをいただきました。
「私たちも、2010年にとても大きな地震で、多くの人たちの命を失った。それ以来、多くの若者たちがボランティアとして立ち上がり、助け合ってきた。だから、私たちも日本での地震のことをとても身近に感じ、悲しい気持ちで胸が痛かった。私たちは、遠い場所にいるけれど、繋がっているよ。」という内容のメッセージでした。
私は、震災後に「厳しい状況に今いる人の人生のために、もっと自分の命の時間を使えたら」という気持ちがより強くなっていきました。
それは必ずしも大きなことではなく、臆病になっていて、先延ばしにしていた・・伝えておきたい想い、言葉、やってみたいと思っていたこと、勇気を出して恐れず少しずつ前に進んでいくことが、いただいた命を大切することにつながると感じました。
そして、地球に対しもっと謙虚でありたい、そう感じました。
被災者の皆様、そして今なお厳しい生活をされている方のお気持ちは、私など想像できるものではないと思います。
自分の無力さを感じずにはいられません。
人は、人の悲しみに寄り添い、繋がりあうことで、悲しみや悔しさからほんの少し解放されたりしながら、生きていけるものと、改めて感じます。
これからも、今日の日を忘れることなく、日本や世界中の人たちが、もっと繋がり合い、それぞれの場所で生かされていることに感謝し、命を大切にして生きていけますように、と祈ります。
その気持ちを、今一度、ここに記しておきたいと思います。
あたたかなギフト: ボリビア→台湾→そして日本のお客様へ
現地職人さん, 贈り物今回は、ボリビアで手編みによって作られているアルパカマフラーについてシェアさせていただければと思います。
私自身、アルパカのぬくもりも好きですが、やはり編み手さんの誠実なお人柄、彼女の真心そのものが心にじんわりと伝わってきて、とても愛着を感じている品物です。
昨年クリスマスシーズンをとうに過ぎた頃に、かなり遅れてやっと!販売まで辿り着いたにもかかわらず、おかげ様で、多くの方にお届けすることができました。
その中で、先日、台湾在住の日本人のお客様から、ボリビアのアルパカマフラーをオンラインショップにてオーダーいただきました。
オレンジ色とブルー2カラーのマフラーの2点。
遠く離れたご両親へのプレゼントだそうです。
ご両親は、早期退職をされ、鍼灸マッサージのお店を開業されたそうです。開業当時は、お客様がちゃんと来てくれるのか、周りの方も含め不安だったそうですが、もう5年も続けておられる、とのこと。
ご両親は、人に価値を認められることよりも、自分がお客様に何をしたいかを、ずっと貫いてきたそうです。そんなご両親へギフトを、とマフラーを注文してくださいました。
こちらまで、ワクワクした気持ちになり、何だか満たされた想いで包装していました。
お客様と直接触れ合う機会が限られているので、このような温かいメッセージをいただくととっても幸せな気持ちになります。
もう春はすぐそこ。
きっと、マフラーの次回のオーダーは、次の冬になるのかなと思っています。このマフラーたちと共に、次はどんな物語を、想い出を刻んでいくのか、今からとても楽しみです。
そして、今度、編み手さんとお会いする時に、彼女たちに伝えることのできるお客様からいただいた物語。
世界は、人びとは、バラバラではない。
小さな物語のひとつ一つが、遠く離れた人とひとを繋いでくれる、そんな想いです。
小さな…でも、とっても尊い活動との出逢い
ラテンアメリカ, 現地職人さん2015年がスタートし、早くも1.5カ月が経ちましたが、皆さん、いかがお過ごしでしょうか。
新しい年がスタートし、今年一年をどうデザインしていこうかと想いをめぐらせながら過ごすこの時期、昨年お世話になった人たちの優しい笑顔が思い浮かびます。
JOËLの活動を支えてくださっている人たちの中で、弊社Webサイトを立ち上げてくださったスペイン人のホセさん(Jose Luis Casusoさん)について、今日はご紹介させていただきたいと思います。
現地で、JOËLのウェブサイト作成作業中のホセさん
ホセさんとは、JOËLのガラスプレートを作ってくださっているマルセラさんに紹介いただき、知り合いました。
少しでも人間や地球に優しい場が広がり、国境を越えて人とひとが繋がれたら、という想いだけでJOËLを立ち上げたので、開業に必要なITの知識、各団体との取引の知見など殆どなく、手探り状態で独り進めていました。
そんなWebサイトすら無いままで進めていた時に、現地の職人さん・マルセラさんが、「ホセさんという方がWebサイトを作れるから、連絡をとってみるといいよ」とアドバイスをくれました。
ホセさんは、現場でフェアトレードの活動をされる前は、ドイツ企業で働いていたそうです。ただ、何だか無意味に思えて、自分でNGOを設立し、現在は、南米各国で、Webサイトさえ持たない小さなフェアトレード団体の尊い活動を、少しでも世界の多くの人に知ってもらえたらと願い、各国でWebサイトを立ち上げ続けています。
ホセさんによるワークショップ風景 、 エルサルバドルにて
そのため、広大な南米大陸の国から国、地方から地方への移動も多く(しかもローカルバスでの過酷な移動ばかりなので)、多忙で、いつも現地時間の夜中にメールの返信が届いていました。
そんな彼から、昨年いただいたハートフルな言葉を、こちらに書き記しておきたいと思います。
“Many small people, in many small places, doing many small things…., will change the destiny of the world”
この文章を、直訳すると、
「沢山の小さい人々による、沢山の小さな場所での、沢山の小さな活動は、世界の運命を変えるであろう」となりますが、“小さい人々”というのは、もちろん私も含め、一般の影響力のある声や権力などを持たない“普通の人”という意味になると思います。
つまり「影響力の小さい人間であっても、それぞれの場所で出来る活動、それが例え小さなことであったとしても、沢山積み重なると、世界の方向を変えれるんだ」という意味になるかと思います。
世界の方向を変えるだなんて、何だか果てしなく大きなことのように感じてしまいますが、ホセさん自身が、南米で現場の方とお仕事を進めるにあたり、お互いにこの言葉の意味に想いをはせて、誇りをもってお仕事をするようにしている、と話してくれました。
こうした方たちの真っ直ぐな想いに、JOËLも支えられています。
JOËLの活動も小さな場所での小さな活動ですが、可能な限り、こうした方たちの想いを大切に届ける活動を続けていきたいと思います。
-ラテンの国の“アミーゴ文化”-
アミーゴ(友達)、仲間を、まるで家族のように大切にして生きたい、と想うこころ。
このアミーゴの世界観を、JOËLの事業を通じて、少しでも届けていけたらと願っています。