https://joel.jpn.org/wp-content/uploads/2022/09/JOEL_Poster_Logo_Blue_A3_140429-212x300-1.jpg00aika@dminhttps://joel.jpn.org/wp-content/uploads/2022/09/JOEL_Poster_Logo_Blue_A3_140429-212x300-1.jpgaika@dmin2014-12-25 04:05:382014-12-25 04:05:38真夏のクリスマス from Latin America
小さな…でも、とっても尊い活動との出逢い
ラテンアメリカ, 現地職人さん2015年がスタートし、早くも1.5カ月が経ちましたが、皆さん、いかがお過ごしでしょうか。
新しい年がスタートし、今年一年をどうデザインしていこうかと想いをめぐらせながら過ごすこの時期、昨年お世話になった人たちの優しい笑顔が思い浮かびます。
JOËLの活動を支えてくださっている人たちの中で、弊社Webサイトを立ち上げてくださったスペイン人のホセさん(Jose Luis Casusoさん)について、今日はご紹介させていただきたいと思います。
現地で、JOËLのウェブサイト作成作業中のホセさん
ホセさんとは、JOËLのガラスプレートを作ってくださっているマルセラさんに紹介いただき、知り合いました。
少しでも人間や地球に優しい場が広がり、国境を越えて人とひとが繋がれたら、という想いだけでJOËLを立ち上げたので、開業に必要なITの知識、各団体との取引の知見など殆どなく、手探り状態で独り進めていました。
そんなWebサイトすら無いままで進めていた時に、現地の職人さん・マルセラさんが、「ホセさんという方がWebサイトを作れるから、連絡をとってみるといいよ」とアドバイスをくれました。
ホセさんは、現場でフェアトレードの活動をされる前は、ドイツ企業で働いていたそうです。ただ、何だか無意味に思えて、自分でNGOを設立し、現在は、南米各国で、Webサイトさえ持たない小さなフェアトレード団体の尊い活動を、少しでも世界の多くの人に知ってもらえたらと願い、各国でWebサイトを立ち上げ続けています。
ホセさんによるワークショップ風景 、 エルサルバドルにて
そのため、広大な南米大陸の国から国、地方から地方への移動も多く(しかもローカルバスでの過酷な移動ばかりなので)、多忙で、いつも現地時間の夜中にメールの返信が届いていました。
そんな彼から、昨年いただいたハートフルな言葉を、こちらに書き記しておきたいと思います。
“Many small people, in many small places, doing many small things…., will change the destiny of the world”
この文章を、直訳すると、
「沢山の小さい人々による、沢山の小さな場所での、沢山の小さな活動は、世界の運命を変えるであろう」となりますが、“小さい人々”というのは、もちろん私も含め、一般の影響力のある声や権力などを持たない“普通の人”という意味になると思います。
つまり「影響力の小さい人間であっても、それぞれの場所で出来る活動、それが例え小さなことであったとしても、沢山積み重なると、世界の方向を変えれるんだ」という意味になるかと思います。
世界の方向を変えるだなんて、何だか果てしなく大きなことのように感じてしまいますが、ホセさん自身が、南米で現場の方とお仕事を進めるにあたり、お互いにこの言葉の意味に想いをはせて、誇りをもってお仕事をするようにしている、と話してくれました。
こうした方たちの真っ直ぐな想いに、JOËLも支えられています。
JOËLの活動も小さな場所での小さな活動ですが、可能な限り、こうした方たちの想いを大切に届ける活動を続けていきたいと思います。
-ラテンの国の“アミーゴ文化”-
アミーゴ(友達)、仲間を、まるで家族のように大切にして生きたい、と想うこころ。
このアミーゴの世界観を、JOËLの事業を通じて、少しでも届けていけたらと願っています。
真夏のクリスマス from Latin America
ラテンアメリカ, 現地職人さんアップサイクル・ガラス製お皿を作ってくださっている、チリのマルセラさん(写真)から、ご家族のクリスマスの温かい空気が、日本まで伝わってくるような写真が届きました。
彼女は、フェアトレードの考え方を伝えたいという想いから、事業を立ち上げられて、ご自宅でリサイクルガラス製のお皿を創作されています。
今年は、そのマルセラさんに沢山教えていただき、また沢山のメールで励まされた一年でした。
マルセラさん&オスカーさんと共に @チリにて
チリは、南半球にあり、日本の反対側に位置しているので、ちょうど今は真夏。
マルセラさんの息子さんたちも、ちょうど長いクリスマスの夏休みに入ったそうです。
以下の写真はマルセラさんの息子さん。やっぱり皆さん、半袖ですね!
マルセラさんのとっても優しい息子さん
以下の写真は、チリの街の様子です。
他の南米諸国と同様、チリも貧富の差が深刻な社会問題になっていますが、街は綺麗です。
皆さん、ノースリーブですね。
クリスマス@サンティアゴ
マルセラさんは、私生活でも、地球に優しいライフスタイル、手仕事を大切にされていて、クリスマスプレゼントも新聞紙でラッピングされたそうです。クリスマスツリーまで新聞で作ったそうです!
新聞紙で丁寧に作られたX’mas ツリーとラッピング
本当に個人の小さな積み重ねですが、いつも明るく、熱く、そして忍耐強く社会問題に取り組む、彼女の想いを伝えていきたいと思います。
・マルセラさんのアップサイクルガラス・お皿は、近日中にオンラインショップにて販売予定です。
➡http://joel-world.shop-pro.jp/
★マルセラさん作・リサイクルガラス製プレート★
はじめてのクリスマスギフト
贈り物以前から恐れていた、商品が南米のどこかで行方不明になっていたという・・・配送トラブルがあり、世の中のクリスマスセールのタイミングに、すっかり乗り遅れていました(生産者さんは必死になって頑張ってくれたのに、皆で残念がっていました・・・)。
そんな中、数限られたアイテムの中から、大切な方へのプレゼントをオーダーしていただくことができました。
★クリスマスギフト★
(こんな素人っぽいことを書かない方がよさそうですが)私はラッピングが苦手で・・はじめは数時間かかってしまっていましたが、実際にリクエストいただいたメッセージカードを作成したりしていると、何だかとってもワクワクしてきて、こちらまで嬉しくなってきました。
特に、このマフラーを編んでくれたボリビア人女性が、どんな場所で、どんな風に、どんな表情で編んでいたかを思い出すと、余計にそんな気持ちになるのかもしれません。
クリスマスカードも作ってみました!
手編みのアルパカマフラ―
こんな風にクリスマスを過ごさせていただき、いただいた機会に感謝の気持ちでいっぱいです。
まだ、試行錯誤状態で、うまく言葉に表現できませんが、人々の想いと想いをつないでいく仕事を続けていくこと、その先には「人間らしさ」そして、ちょっと”ヒューマン”な経済活動とは何かを見つけられるように思います。