アルパカマフラー・関わる人たちの想い
「どんな人がこのマフラーを作っているの?」
と聞かれることがあります。
これまでなかなかお伝えできていなかったのですが、スーパーファインアルパカ100%マフラーを一つひとつ大切に編んでくださっているボリビアのTeofilaさんについて書かせていただきます。
(以下写真は、Teofilaさんの作業風景です。照れ屋さんで真面目な方なので作業中はなかなかこちらを向いてくれませんでした・・!)
彼女には、2人の娘さんがいます。
家計を支えるために、これまで編み物のお仕事を長年されてきた方です。
しかし、Eduardoさんのフェアトレード団体で働く前は、手作りで編んだ縫物を仲介人に言われるがままの値段で販売していたそうです。
当時は、その日食べていくためにお金が必要なので、どんなに安い価格であっても提示された金額を受け入れるしかなかったと話してくれました。
「今は、フェアトレード基準に基づいた対話による価格設定、代金の前払い等により生活がやっと安定してきた。」
「2人の娘さんも学校に通わせることが出来た。」と笑顔で話してくれたのがとても印象的でした。
私が工房を訪ねた時は、Teofilaさんは、恥ずかしそうであまり話してくれませんでしたが、いつも現地の状況をシェアしてくれたり商品の相談にのってくれる団体のマネージャー・Eduardoさんから(写真・下)、先日こんな話を伺いました。
「Teofilaさんが、この間、(私が送った店頭に並ぶ商品写真を見て)自分の作ったものが本当に日本で販売されていること、とっても喜んでいたよ。」
「何しろ、自分(Teofilaさん)の写真が、日本語の商品タグに載っていること、ビックリ仰天していたよ!」と話してくれました。
マフラーに付けているタグはコチラです。↓
このタグは、「人々にほほえんでいただけるデザインを生み出したい」という想いで幅広く活動されている、事業立ち上げ時から助けていただいているデザイナーの方が創ってくださったものです。
商品についているタグ。
この仕事をする前は、いつも商品購入後に捨てていました・・・。
(今は、何だか捨てられなくなりましたが・・)
でも、以前アパレル業界の生産管理や商品タグなどについて教えてくださった私の尊敬している恩師が、
「たかがタグ、されどタグ」かもしれない。
すぐに捨てられてしまうものだけれど、その一つひとつに残るメッセージ、想いを大切に。
と仰っていたことを今になって思い出しました。
現地を模索する中で出会ったEduardoさん
一つひとつ大切にマフラーを編んでくれるTeofilaさん
彼らも、こちらでの活動によって笑顔になってくれました。
「人と人とのこころを結び、繋いでいく」というのはこういうことなのかな
と、このお仕事を通じて感じています。
デザイナーさんや恩師の方に教えていただいたこと。
人との関わりを通じて繋がっていきます。
そして、何かを一緒に創りあげる時、そのプロセスの中で、もはや国や出身は関係なくなってくる。
そんな人間らしさを実感できた時の喜びの大きさ。
お客様にとってTeofilaさんのマフラーが、こころを温めてくれる、大切な想いを温めてくれる。
そんな存在になりますように。
*スーパーファインアルパカ & ストーリーについてはコチラ
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今、11月3日(火)まで アルパカブランド・MaiteさんがTeofilaさんのアルパカマフラーを販売してくださっています。
お近くにお越しの際は、是非手にとって触れてみてくださいね。
期間:11月3日(火)まで 11:00~21:00 (日・祝は10:30~20:30)
場所:東京・有楽町マルイ1F 正面入り口を入ってエスカレーター前
★Mapはコチラ★
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